1976(昭和51年)/7/1公開 85分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18715
配給:東映 製作:東映
地獄の教室、憎悪むき出しで争う非情教師と不良グループ!松田優作の東映初出演作品、舘ひろし&クールズの共演による、松田優作の「遊戯シリーズ」等アクション野心作の原点ともいえるバイオレンス大作。舘ひろしをリーダーとする非行暴力学生の面々と、既成社会に挑戦する松田優作が扮する男らしさと命懸けの正義感に満ちた一匹狼教師との凄まじいまでの葛藤を描く。
転任教師・溝口を待ち受けていたのは、学園の管理体制に牙を向く暴力学生の一群であった。ナイフの洗礼にも冷静な溝口に一瞬圧倒されるが、逆に反抗的態度をとるリーダーの喜多条。ある日喜多条らのグループに、理事長の娘・ますみの姿があった。ますみを目撃した美人教師・花房は彼女を諭すが効き目がなく、学園幹部は溝口を利用する。
学園は生徒会長・新田を筆頭とする体育会グループと喜多条らを対立させることで正常化を図るが、この過程で学園の汚職が発覚し、花房が汚職追及に立ち上がる。校長は花房の行動を封じるため、新田らを利用し、溝口家を訪問した花房と溝口の妹・淳子を暴行させる。淳子は自殺し、溝口は喜多条らの仕業と勘違いするが、花房、喜多条の話を聞いて学園側の罠だと知る。校長、理事の汚いやり口に激怒した溝口と喜多条らは、暴力で学園側に迫っていくのだった…。