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やくざの墓場 くちなしの花

A Graveyard for Gangsters

1976(昭和51年)/10/30公開 96分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18825 
配給:東映 製作:東映

「仁義の墓場」で数々の話題を巻き起こした渡哲也・深作欣二が1年半ぶりに待望のコンビを復活させて構想も新たに放つ。暴力戦争から政略戦争へと政策転換する現代やくざ社会とそれを取り締まる警察官僚機構。その狭間ではみ出していく刑事一匹の凄まじい生きざまを冷酷かつハードなタッチで描く戦慄のアクション巨篇。

やくざの墓場 くちなしの花
(C)東映

ストーリー

捜査四課の黒岩刑事は西田組を担当していたが、彼の個人プレーを恐れた上層部によって捜査から外されてしまう。だが、黒岩は些細なことで西田組の若本をパクり、徹底的に責め立てた。この一件で黒岩は上層部に睨まれ、西田組の顧問をしているキック・ボクシングジム拳義会館・館長の岩田の怒りも買ってしまう。
ある日、黒岩は西田組と対立する山城組傘下の組員を追跡し、金融ブローカー「山光総業」の事務所に逃げ込んだ男と格闘になる。そこの事務員は全て捜査四課のOBで、山光総業社長の寺光伝之助は元捜査副本部長だった。黒岩は未だに上層部に絶大な圧力を持つ寺光に、何かきな臭さを感じてその場を去る。黒岩はいつしか戦いに不利な西田組に加担するようになっていたが、警察は一方的に西田組解散の方針を打ち出した。追い詰められた西田組は山陽・九州一帯を総括する雄心会に加盟して、山城組に対抗しようとした。その結縁式には黒岩も招かれていたが…。

やくざの墓場 くちなしの花
(C)東映
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