1990(平成2年)/6/2公開 116分 カラー ビスタ 映倫番号:113227
配給:東映 製作:東映
さよなら、戦争を忘れた男たち。女の手に拳銃(チャカ)は重かった。
知られざる「極道の妻たち」の世界を描いて大ヒットを記録した人気シリーズ第4弾。ラディカルで激しい女の情念が噴出し、極妻同士が契りを結ぶ「盃」ごとやチャカを握っての女の殴り込みなど大胆シーン満載!華々しくハードなファイナルにふさわしいシリーズ最高最大の波乱が巻き起こる。
関西地区を牛耳る広域暴力団組織の中松組が跡目相続問題で分裂した。この時、中松組と枝分かれした川越会とは勢力均衡を保っていたが、5年後には中松組の勢力拡大によりその均衡は失われた。川越会本部に顔を揃える幹部の中に瀬上組組長の妻・芙有の姿があった。夫の服役中、気丈に組織運営に努めていたが、数百人からの組員を養っていくことは難しくなっていた。一方、5年前の抗争時、中松組の銃弾で夫を失った伊勢夏見は、現在組を解散し、元組員の根津豊を連れて大阪に来ていた。だが、血気にはやる豊が瀬上組に発砲したことから夏見と豊は芙有の元へ預けられることとなる。同じ境遇の芙有と夏見は、やがて女同士の固い友情に結ばれ、獄中の瀬上を見届人に盃を交わすのであった・・・。
「極道の妻たち」シリーズ(10)