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さいざんす二刀流 

1954(昭和29年)/12/21公開 93分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1628 
配給:東映 製作:東映

史上有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決戦から30年後、武蔵の二世と小次郎の二世が、再び武士道の意地に燃え立ち、珍妙無類の葛藤を繰り広げる。本作が東映初出演となるコメディスター・トニー谷を主役に、笑いとスリル、チャンバラと恋にあふれた爆笑喜劇。

さいざんす二刀流 
(C)東映

ストーリー

あの巌流島の決闘から三十年後の豊前小倉。宮本武蔵の一子・宮本双六は親父にとは正反対の腰抜け侍で、得意の算盤勘定で抜け目なく立ち回り、旅の武芸者をリベートで操り大道場を構えていた。だが、佐々木小次郎の息子・大次郎が双六に挑戦状を叩きつけてきた。双六は父親から預かった極意の巻物を携え早々に江戸に出奔してしまい、大次郎はこの一騎打ちに勝たないと就職ができないと双六を追って諸国遍歴の武者修行にでた。さて、双六は大次郎と、幕府の隠密で巻物のコレクションマニアである呑龍軒の追跡から逃げながら、街道で旅回りの竹阿弥一座と知り合い旅を共にする。双六は一座の花形おけさに一目ぼれ。そして竹阿弥一座の出し物「頑固島の決斗」は連日満員盛況の人気だった。だが、二枚目俳優の福助が他の一座に移ってしまい、福助の代役を双六がつとめる事に。思いがけず可愛いおけさとラブシーンを演じることができて大喜びの双六。だが遂に、大次郎が竹阿弥一座に双六がいることを知り、舞台に上がりこんできた。命からがら逃げ回り、一座を飛び出し不気味な山中に逃げ込んだ双六は、そこで異国人の女子レスラーの一団と遭遇し、レスラーに教えを請うことに。一方竹阿弥一座では、おけさと、なぜか大次郎も双六失踪に大泣きの状態。そんな時、レスリングを習得した双六が帰ってきた。早速大次郎と双六が一騎打ちを果たすのだが…?

さいざんす二刀流 
(C)東映
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