作品検索

作品紹介

任侠清水港

Port of Honor

1957(昭和32年)/1/3公開 103分 カラー スタンダード 映倫番号:2536 
配給:東映 製作:東映

東海道の雄大な自然を背景に、文字通りの壮観・東映一家がズラリと並ぶ世紀の遊侠陣。イーストマン東映カラーを駆使して万丈の気を吐く超特作。

任侠清水港
(C)東映

ストーリー

森の五郎を斬った山梨の周太郎を、子分石松のつながりから追う次郎長。大政を名代に仁義を尽くした挨拶にも関わらず、黒駒の勝蔵の入れ知恵で周太郎を逃がした猿屋勘助の非道を怒り、周太郎ともども斬って旅に出た。御用の風に身も細る凶状旅。ひと時の憩いに巾下の長兵衛宅に身を落ち着けた次郎長は、長兵衛から貧乏ながら心を尽くしたもてなしを受ける。長兵衛はかつて次郎長に深い恩義を受けた保下田の久六に借金を頼むが、義理知らずの久六は断ったばかりか二足草鞋を鼻にかけ次郎長召し取りをほのめかす。金策を思案する長兵衛夫婦にさらに居候が現れる。次郎長の女房お蝶だ。旅の疲れで病に伏したお蝶だが、長兵衛夫婦の看病もあって全快した。恩は一生忘れぬと手を握り、出発した次郎長一家。しかし、長兵衛を逆恨みした久六は長兵衛を牢に入れて責め殺してしまう。それを聞いた次郎長は引返し久六を斬るが、次郎長の勢力拡大を恐れた黒駒の勝蔵が親分衆を集めて果たし状を突きつけてきた。場所は富士川千畳河原。対峙する次郎長一家と勝蔵一家。そこへ一人の貫禄ある親分がかごで乗りつけた。勝蔵が役人まで連れて卑怯な手段をとっているのを知り、大事に至らぬように駆けつけた大前田の英五郎だ。刀を使わず、やくざの世界にも新しい道をつくれ、という英五郎の言葉に心打たれた次郎長は血を流さずに引き上げ、長脇差を金毘羅様に献上するため森の石松を使いに出すが・・・!

任侠清水港
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)