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不良女学生

Delinquent Girls

1957(昭和32年)/4/9公開 64分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10034 
配給:東映 製作:東映

東京の屋根の下、美しい恋に結ばれながら、貧しい故に大人たちの毒手に追われ、殺人の罪に落とされた少女の哀れにも清らかな苦悩を訴える愛の叙情篇。

不良女学生
(C)東映

ストーリー

母親と死別し事業に忙しい父親に暗い孤独の影を背負った修二は温い愛情を求めていたが、洋裁学院に通う美知子に惹かれ、今日もその帰りを待っているが、銀座の洋裁店でバイトしている彼女は修二の誘いを受け付けない。店へ出た彼女は偶然、マダム亮子の不倫を目撃する。アパートへ帰った美知子は、相棒の冴子がアメリカ留学の資金稼ぎに学院を止めてバーに勤めると聞いて驚く。翌日マダムの留守中パトロンの木谷が訪れ、美知子に無理矢理に小遣いを握らせる。修二からスキーに誘われていた彼女はフッとその気になる。滑りながら美和子は幸福感を抱きしめていた。スキーで友達の真弓が誤って溪谷へ転落。修二は真弓を美知子と共に長い雪径を町まで運んで手当てする。そんな修二に美知子は次第に好意をもってくる。ある日修二は誕生祝に彼女を招待したいと父に話すが、父の無理解に家を飛出す。彼の訴える心情にうたれた美知子は店を欠勤しアパートで心尽しのお祝をする。だが踊りに行ったホテルで、彼が心荒んでいた頃、過ちを犯した女芳江に「恋人泥棒!」と罵られる。翌日、いつかの不倫を見られたのではないかと疑心の亮子は昨日の欠勤を理由に美知子をクビにしてしまう。修二が合宿に発ってまもなく、美和子は冴子に勧められるがまま銀座裏のバーで働くようになっていた。帰り途、偶然木谷の車で送られ、強引に部屋に入った彼は本性を現わし、窓に映った二人の争う姿に修二が馳けつけて・・・。

不良女学生
(C)東映
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