1957(昭和32年)/11/5公開 93分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10370
配給:東映 製作:東映
夢と理想を追い求める佐々木小次郎が、剣に生きる者の宿命と闘いつつ、遂に巌流島で宮本武蔵との対決に破れるまでを絢爛多彩に描く。
「氏素性も知れぬ流れ者」の烙印を押され、孤剣を抱いて天下を放浪する男・佐々木小次郎。剣以外に何一つ頼れるものを持たぬ小次郎は、必死な剣への執着と自負、極端な自我の主張のために、接触するすべてのものを多かれ少なかれ悲劇の渦中に巻き込んでいった。そして小次郎自身、とね・奈美・まんとの恋に悩み、流れ者としての宿命に苦しみながら、秘剣“燕返し”を編み出して名を広め、次第に大きな火の玉となって成長していく。その前に大きく立ちはだかる男・宮本武蔵との決戦に、やがて巌流島へと赴いていく…。