1958(昭和33年)/3/11公開 56分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10543
配給:東映 製作:東映
ハリケーン、スーパー、ホラ策の高校三人組が、修学旅行の大島で巻き起こす抱腹絶倒の珍騒動を、明るい笑いで綴る痛快爆笑篇。
通称ハリケーンこと快腕の好男子・草上照彦。落第に落第を重ね、高校7年生の実力と経験を持つ通称スーパーこと山本鉄雄。舌先三寸に物を云わせる通称ホラ策こと明智一策。いずれも一癖ある三人組をハリケーン・トリオと人は呼んだ。しかし、学校内ではそのバンカラな行為から、決して優秀な高校生の部類に入る存在ではなかった。そこに1つ困った事が持上った。大島行の一泊旅行の件だ。一泊旅行といえば楽しい事なのだが、先立つものはお金。貧乏人のスウパアには2千円の旅費がとても出せない。三人寄れば文珠の知恵、ハリケーントリオは無い知恵絞ってその金策に乗り出した。パチンコ屋のマネキンやらいろいろやってみるが見事に失敗。そしてホラ策が照彦のお婆さんの猫を売飛ばす作戦を。窮余の策は見事に成功するがその後、家に逃げ帰った猫の後を追って駆けつけた犬猫屋の主人に遂にその真相は暴露、しかしお婆さんが失踪した猫に懸賞金として出した2千円は、既にその時照彦の手中にあり、てんやわんやのうちに三人組も無事旅行に参加することができたのだが・・・。
「台風息子」シリーズ(4)