1958(昭和33年)/3/18公開 51分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10544
配給:東映 製作:東映
修学旅行中の飲酒がばれて三日間の停学処分を受けたハリケン・トリオが競馬、ドライブと遊びまわった挙句、外人ギャング団を相手に暴れまわるテンヤワンヤの珍勇伝。
大島旅行に於いて飲酒等高校生にあるまじき振る舞いをしたハリケーントリオに課せられた三日間の停学処分は、正に拷問に匹敵するものだった。退屈の虫が又退屈してあくびをするという始末なのだ。何とも身の置き場に困る。照彦は大いにくさっていたがそこへ迎えにきたのが、スウパアとホラ策。家の人の目をかすめて見事退屈の窮地から照彦を救出。然し何をするにも金。三人合わせて三百円。それを元手に場外馬券を買ったのが幸運の女神となって三人に思わぬお金がころがり込んだ。そのお金で三人の食べること食べること。そして映画へ。そこで席の取り合い照彦の姉とその恋人の間の席になってしまい、スウパアはのぼせ上がってしまう。それを醒まさせようと自動車でドライブとしゃれこむが、その座席に横文字の一杯書かれた書類の入れてあるカバンを発見した。そのカバンが縁で持主マシアス氏かお礼にと、何んにでもなりたい人になれるという不思議な丸薬をもらう。照彦は手始めに姉の恋人順さんに変身したりするが、ハッと思う瞬間に夢から目が醒めた。しかしマシアス氏から電報きたことは事実で、三人はホテルに出掛けるが・・・。
「台風息子」シリーズ(4)