1958(昭和33年)/7/30公開 51分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10736
配給:東映 製作:東映
国際スパイ団を相手に、世紀の爆弾HO蒸発弾を護る快男児、月光仮面の活躍を手に汗握るスリルとスピードで描く人気テレビ番組の映画化。
自衛隊の野外実験場では、中山博士が発明した世紀の爆弾・HOジョー爆弾の恐るべき実験が極秘裏に行われていた。実験は成功、爆発地点には動物はおろか、 1本の草すら残らず枯れ滅んでいた。さて、中山博士が研究室に戻ると、HOジョー爆弾の機密入りカバンが、どくろ仮面により盗み出されていた。直ちに名探偵・祝十郎に急報するが、祝はどくろ仮面の一員であるインド人のアダラ・カーンの罠に嵌り、インドへと旅立っていた。一方、どくろ仮面のアジトでは、子分のタイガーがボスに差し出した中山博士のカバンは空っぽだった。その夜、中山邸にいる博士と娘のあや子の前にタイガーが拳銃片手に現れ、設計図と引き換えに娘のあや子を攫おうとしたその時、月光仮面が登場する。タイガーに一撃を食らわせ、逃げるタイガーを追跡する。その行く手には、どくろ仮面の一隊が待ち構えており、月光仮面との銃撃戦が繰り広げられる。時を同じくして、赤星博士になりすましたどくろ仮面は、宇宙科学研究所の会議に出席。HOジョー爆弾の保管輸送方法を知るや、その輸送団を襲撃しようと配下を送る。しかしながら、インドに向かったはずの祝名探偵がこの企みを見破り、運転手として同乗。どくろ仮面の一味は警官隊に包囲されるが、どくろ仮面は中山博士を人質にして、博士のカバンを奪って逃げようとするが、そこに祝探偵の助手である袋五郎八がスクーターで現れ、どくろ仮面の手からカバンを奪い去る。だが再びカバンを奪い返し、逃げ去ろうとするどくろ仮面。月光仮面はオートバイでこれを追跡。かばんを巡る大チェイスが始まった。
「月光仮面」シリーズ(6)