1958(昭和33年)/8/6公開 51分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10747
配給:東映 製作:東映
全国少年ファン待望の、正義の味方月光仮面と国際スパイ団どくろ仮面一味との一騎打ち。好評の一部に続いて贈る大冒険活劇。
HOジョー爆弾を発明した中山博士は、その設計図を厳重に保管し、その所在を示す図面を娘のあや子のロケットに隠したが、そのロケットをどくろ仮面に奪われてしまう。だが、祝十郎がこの事を予期し、偽物とすり替えてあったため、大事には至らなかった。さて、警察の手に落ちたタイガーとユリにより、組織の秘密が露見することを恐れたどくろ仮面は、二人を亡き者にしようと企む。送りつけられた時限爆弾を察知し、間一髪でその危機を救う祝探偵。この一件から、すべてを告白しようとするタイガーであったが、突然狙撃され絶命してしまう。一方、大気圏円盤の発明者・赤星博士と軍需産業の重鎮・田坂は、どくろ仮面から研究室を爆破するとの脅迫状を受け取ったことから、中山博士を匿うために飛行場へと向かわせるが、そこにはどくろ仮面の一味が既に先回りしており、中山博士は囚われの身となってしまう。だが月光仮面の出現により、その誘拐計画は失敗する。これに懲りないどくろ仮面は、田坂を脅し買収すると、中山博士の誘拐を手引きさせ、見事成功させる。どくろ仮面は、最後の手段として、機密を渡さなければ、中山博士の命はないと祝探偵に挑戦状を叩きつけてくる。祝探偵は、あや子に設計図を届けさせる。そして、ユリは赤星博士がどくろ仮面であることを祝探偵に告げる。設計図の在処である一本松の洞窟へとやってくるどくろ仮面の一味。だが、設計図は先回りした月光仮面が奪い去っており、逆に警官隊に包囲されてしまい、大乱闘となる。岩づたいに逃走するどくろ仮面の前に立ち塞がる月光仮面。驚きのあまり、足を滑らせ、海中へと墜落するどくろ仮面。全員無事であったことを喜び合う中川博士たち。一人遅れてその輪に加わろうとする祝探偵が、月光仮面の置き手紙を見つける。その手紙には、HOジョー爆弾1個と機密書類の一切は人類の平和が訪れるまでお預かりすると書かれているのであった…。
「月光仮面」シリーズ(6)