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剣は知っていた 紅顔無双流

The Sword Knows

1958(昭和33年)/9/3公開 104分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10799 
配給:東映 製作:東映

戦国乱世の時代に、父母の恨みを晴らさんと孤剣を抱いて立つ情熱の美剣士眉殿喬之介の、波乱に富む人生模様を剣と恋で綾なす秀麗錦之助の魅力篇。

剣は知っていた 紅顔無双流
(C)東映

ストーリー

潮の如く押し寄せる家康の大軍、迎撃の陣を張る北条方、時はまさに戦国乱世である。この混乱した空気をよそに、ある日、北条氏勝の玉縄城で氏勝の側室である千早に向かって矢が放たれた。そこに立ちはだかったのは黒の着流し、腰には華麗な長刀一本、憂色をこめた美貌の剣士、それは5年前に氏勝のもとよりいずこへと去っていた眉殿喬之介であった。喬之介は矢文を持って氏勝のもとに行くが、氏勝は無名組と書かれているその紙片を一笑に付し、喬之介に抜き討ちをかけるが、喬之介は動ずる色もなくその場を去って行った。その際、喬之介は倉庫に縛られている少年を救った。しかし、その少年は家康の娘鮎姫だったのである。氏勝は喬之介から鮎姫を奪い、北条方には勝ち目がないと、鮎姫を土産に家康に寝返った。一方、喬之介は家康の前に立ち、鮎姫を妻にと乞うたが、家康は政略上これを拒んだ。さしもの激しい戦も終わったある日、少数の部下を伴った家康鮎姫の一行が、戦勝御礼にと箱根権現に向かったが、氏勝は時こそ来たれりとばかり、一隊を率いてこれを襲った。家康方は多勢に無勢、次第に駆り立てられて行ったが、この時、喬之介の凛然たる声が響いた。「一人の女を得んがため、武門の道を捨てた男の未熟なる剣を御笑覧あれ」。氏勝は復讐の念に燃える喬之介の一刀を受け空を掴んで倒れた。喬之介を見込んだ家康は江戸の城を与えんとするが・・・

剣は知っていた 紅顔無双流
(C)東映
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