1958(昭和33年)/10/29公開 61分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10878
配給:東映 製作:東映
おなじみ一丁目一番地の明朗な笑いの中にポッツリ取り残された大坪老人の心を慰めようと町内こぞってテンヤワンヤの大騒動。楽しく微笑ましい人情絵巻。
日本晴れの日曜日、一丁目一番地に大坪老人と孫娘の房子さんが引っ越してきました。すぐに町内の話題の的になり、早速八百久さんが御用聞きに伺おうとしますがその途中で自転車を大坪老人にぶつけてしまい、いきなり落雷。続いて引越しが一段落したところに子供達の野球ボールが飛び込んできて窓ガラスが滅茶苦茶に。大坪老人は山上家のター坊と金子家の一郎たちにお説教です。だけど子供達は納得がいかず、一郎のアイデアでター坊の飼ってる山羊を大坪老人の家に連れて行き、老人の書籍を食い散らかせてしまうのです。このことで山上家と金子家が仲違いし、老人の怒りはますますひどくなるばかり。だけど山上のお父さんが大坪老人に謝りに行くと、実は大坪さんは山上さんの中学時代の恩師だと判明、この事件も少しずつ氷解していきそうな気配です。ところがそんな最中、原っぱで野球をしていたター坊が滑り込みで大怪我を追ってしまい、通りかかった大坪老人がター坊を背負って病院に向かう途中、石に躓いて自分も怪我をしてしまいました。そんな大坪老人の話を聞いた一丁目一番地の面々は、治療費を捻出するために、パーティーの計画を立てるのでした。
「一丁目一番地」シリーズ(4)