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母と娘の瞳

Eyes of Mother And Daughter

1959(昭和34年)/2/4公開 84分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11049 
配給:東映 製作:東映

ガリガリ亡者のパパ。貞淑を絵に描いた様な綺麗なママ、そしてオチャッピーな現代娘が平和な家庭に捲き起したパパ排撃運動。甘い様なスッパイ様な楽しいホームドラマ。

母と娘の瞳
(C)東映

ストーリー

私の家庭はパパの専造、ママの美紗子、私一人娘の摂の三人暮らし。パパは産婦人科の医者だというのに気難し屋のガリガリ亡者、財布の口は一度締めたら最後絶対に開けないという締り屋。それに反してママは何事もハイハイ、まるで芝居出てくる貞女か淑女の類で見ていて歯がゆいくらい。そして私は絶対ママの味方。何といっても現代女性は家ばかり閉じ篭っていてはダメ。街に出て見聞を広めれば、早くにお婆ちゃんならずいつまでも若々しくいられる。その手始めとしてママをスキーに引っ張り出す事に成功した。ママはあっちへこっちへぶつかり、スキーを楽しむ事が出来ましたが、ぶつかった相手が商業デザイナーの大家で、ママが若い頃ローケツ染めを教えてもらった白井先生だったのです。この奇遇に二人は意気投合。その後、私は機会を作っては白井先生とママを会わせました。パパは相変わらず頑固で芸術で飯が食えるかなんて憎たらしい位。そこへ思いがけない事が起こりました。それは私だけが知っている事。ある日ボーイフレンドの実平君が自動車を飛ばし過ぎ、白バイに捕まり、私の急病の名演技が飛び出し難を逃れましたが、その時の病院がパパの勤め先で、私はパパが女の人と人目を忍んで出てくるところを見てしまったのです。そして二人はアパートへ。あんなパパとママを別れさせて白井先生と結婚させるのに夢中の私ですが・・・。

母と娘の瞳
(C)東映
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