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黒い指の男

Black Finger

1959(昭和34年)/2/10公開 74分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11009 
配給:東映 製作:東映

金庫のからくりを難なく解きほどく指先を持ったために悪に染まった若いやくざが、出所後、肉親の愛情に更生を望み、それをはばむ悪に命をかけて挑む感動の物語。

黒い指の男
(C)東映

ストーリー

五年ぶりに娑婆の陽をあびて感慨深げに立つやくざ風の男、稲妻の新吉である。しかし帰ってみると、深見一家は既に離散し、圭造親分は殺し屋の鉄に殺害され、根城であったゴールド会館は近代的娯楽センターに変り、舎弟岩切が今や代貸となり、縄張りを握ると云う変りようであった。しかもかつて新吉を愛していた筈の親分の姉娘あつ子は岩切の囲われ者となり、ヌード写真のスタジオを経営する妹京子が新吉に五年という年月の生んだこの世界の移り変りを諭すのであった。表向きは岩切商事の看板をかかげているが、詐欺・恐喝の限りをつくす岩切の悪らつな顔役ぶりは誰知らぬ者のない程で、折しも外人貿易商リチャードから数千万円に上る宝石を強奪する計画を立てていた岩切は、かつての兄貴分新吉の出獄にひどく狼狽した。新吉には彼の出獄を待っていた母と弟・宏があった。貧しくとも堅気にくらす幸せな生活であった。出獄した新吉は五年ぶりに賭場に姿を現したが、少しの衰えも見せぬその腕に目をつけて、その指先の利用を企むのは岩切であった。かつての新吉の指の魔力は、金庫の謎を解きほぐす悪魔の指先だったのである。岩切は宏をうまく話にのせ、悪事の加担とは知らず承知した宏を囮に、新吉をリチャードの宝石強奪に強制参加させたが・・・。

黒い指の男
(C)東映
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