1961(昭和36年)/5/17公開 61分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12197
配給:東映 製作:東映
ずべ公とよばれる不幸な娘達が、社会人として更生し、はびこる街の愚連隊を相手に、貧しい人々を救い、美しい夢を実現させていくという、笑いと活劇をふんだんに取り入れた青春突貫編。好評「花ざかり七色娘」の姉妹編である。
留置場に入れられていた京子アキ子、ミツ子以下のズベ公「紫団」の連中の、身許引受人として受出してくれたのは早川綜合娯楽センターの社長早川重五郎であった。早川は自分の経営する仕事に彼女達を働かせた。彼女達のよい相談相手である刑事三田と、今は更生して運送店に働いている健二は彼女達のために喜んだ。ところが或る日、ゆかりをリーダーとする一連のズべ公グループ「ファンキー」に喧嘩を売られた京子達は、又々大喧嘩を始めるが健二の仲裁で仲直り、ゆかり達も京子たちと一緒になって働く事になった。これを知ったお好み焼を営むお艶までが仲間に入ってきた。彼女等は心身を鍛えようと夜は柔道に精進した。ある日健二は、身投げ女君子を救った。君子は早川の息子八郎の子を宿していた。これを聞いた京子達は、早川のところに乗り込んだ。その時、社長室から聞こえてくる話声を聞いて京子は愕然とした。それは刑事北村を買収した早川が秘密クラブを作り、京子達ズベ公グループを客寄せに使おうという事だった。慌てて引き返そうとした京子達は、早川の用心棒に見つかり地下室に監禁されてしまうが・・・。