1961(昭和36年)/5/21公開 88分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12355
配給:東映 製作:東映
親分肌の次郎長社長率いるシミロン紡績会社にその名を買われて入社した森川石松が、生まれつきの正義熱血の血潮を燃やし、会社乗っ取りを企む悪人一派と大乱闘!ニュー東映新名物痛快「進藤の社長シリーズ」第一弾!
シミロン紡績会社の社長清水長次郎は清水次郎長の末裔だ。森川石松は三流大学卒であるが、その特異な名前の為にこの会社に就職する事ができた。石松は配属されたのは活気のない調度課、そして無気力な万年係長花田は彼の先輩だ。仕事の鬼の次郎長も春子夫人、二号的存在の蝶子、バー次郎長の石松ことリエという女給にはからきし弱い社長であった。石松の下宿は蝶子の家の近所で葬儀屋の2階。ある日蝶子を訪ねた次郎長と銭湯で石松は一緒になった。石松は社長とは知らなかった。社長専用のエレベーター・ガール白木美里はミス・シミロンといわれる美人で、社員の憧れの的だ。新入社員石松の性格に、彼女はいつしか興味を抱いた。リエは石松に自分に言い寄る男の撃退役を頼んだ。その男というのが長次郎だったので、石松はあわてて逃げ出した。それが縁で大学時代の同級生譲次に再会、旧交を温めた。譲次はマネービル会社の社長で、社員は従妹のリエ一人。石松は自分の会社の秘密を何かと知った。春子夫人が蝶子のところに押しかけてきた。あわてた長次郎は石松の部屋に逃げこんだ。おまけに怪我までした長次郎は石松と同居することになった。美里から社長だと聞いた石松は仰天した。社長の行万不明を機に、室谷総務部長、柳秘書課長の暗躍が始まるが・・・。
「進藤の社長」シリーズ(6)