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水戸黄門 助さん格さん大暴れ

Lord Mito:Struggle of Suke And Kaku

1961(昭和36年)/7/19公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12450 
配給:東映 製作:東映

従来の黄門漫遊記の殻を大きく破り、現代感覚満載のストーリーが展開。若き日の助けさん、格さんが御老公様に初めてお仕えするまでのエピソードとともに若々しいエネルギッシュな大活躍を描く。

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ストーリー

場所は、水戸藩。家老の放蕩息子・辰馬とその取り巻き連中は、軽輩の出であるにもかかわらず、優等生である助三郎、格之進を事ある毎に敵視していた。水戸家の新人登用の試験の際にも、二人は辰馬からカンニングをしていると根も葉もない言い掛かりに大憤慨。結局、みんなを巻き込んでの大乱闘を引き起こしてしまい、謹慎処分を申しつけられる。そんな謹慎中の二人は、なんと御老公からの召喚を受ける。御老公の下にやってきた二人はビックリ仰天。先日、野原で出遭い、握り飯を御馳走になった上、さんざん悪口を言った百姓爺さんだったからだ。畏まる二人をよそに、若者らしい覇気と正義感を持っていることを知っている御老公が二人を採用したのだった。目出度く仕官が叶ったものの、御老公から命じられるのは、来る日も来る日も西山荘での百姓仕事ばかり。次第に意気消沈していく二人。そんな格之進を酒屋の看板娘・お小夜ちゃんがしきりと慰めてくれるのだった。ある日、西山荘に美しい武家娘と母親が訪れる。娘の名は志乃。彼女は、御老公の若かりし頃のロマンスの賜物だった。いよいよ待ちに待った初めての俸禄日。二人はそのお手当で祝盃をあげる。その時たまたま居合わせた家中の青年から、家老の藤井紋太夫の専横ぶりを伝え聞く。悲憤慷概の二人は、いざ江戸へと繰り出した。二人は無謀にも、奸臣・紋太夫を斬ることに決めたのだった。さらに江戸に着いた二人は、志乃が紋太夫の奸計により将軍様のお伽にされかけたことを知って、さらに大激怒。柳沢邸に乗り込んだ二人は、折から訪問中の将軍綱吉の前で、老中・柳沢吉保と紋太夫の悪事を暴き出し、二人を斬り捨てるという快挙に。快哉を叫ぶ二人…であったはずなのだが、御老公に怒鳴られてビックリ。二人は酒屋で泥酔して夢をみていたのであった。落胆する二人に御老公が言葉を掛ける、「江戸へ行くのじゃ、将軍に意見して吉保と紋太夫を糺そう」と。にわかに欣喜雀躍する二人。どうやら、夢以上の大活躍の場が行手に待っているようなのである。

水戸黄門 助さん格さん大暴れ
(C)東映

シリーズ

「水戸黄門」シリーズ(7)

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