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太平洋のGメン 

G-Men in The Pacific

1962(昭和37年)/4/22公開 87分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12774 
配給:東映 製作:東映

荒波騒ぐ玄海灘をスタートに、暗黒の港・神戸、横浜を貫き、密輸の宝石をめぐって暗躍するギャングども。これを追う片岡千恵蔵、江原真二郎らの知恵と度胸と銃弾で彩るアクション巨篇。

太平洋のGメン 
(C)東映

ストーリー

流れ者の健次がこの事件に巻き込まれたのは玄界灘でのんびり夜釣りを楽しんでいるときだった。奇妙なブイを釣り上げ岸に帰ると二人の男が彼を拉致した。連れ込まれた屋敷には水原と名乗る男がいて「他人に口外しない」ことを条件にブイの代金として50万円をポンと出すのだった。しかし出された酒を口にした健次はその場に倒れた。意識を取り戻した時はちがう部屋で側には中年の恰幅のいい男がにこやかに彼を見守っていた。男は広上といい意識不明のまま海上をモーターボートで突っ走る彼を救い出してくれたのだった。翌朝、屋敷へ金を取り戻しに行った健次はそこが新歌舞伎・中村枝雀の別荘で水原などという男は一向に知らぬという留守居の女中の返事しか得られなかった。土地のボス藤村をあたってみろという広上の言葉からキャバレー“クインビー”を訪ねた健次は、ホステスの朱実から「その男なら藤村に船を借り福岡へ行った」と聞かされる。福岡で巡業中の枝雀を訪ねた健次は楽屋で若い男が枝雀を刺し殺すところを偶然目撃するが、犯人と間違われて追われる破目になった。やっと福岡駅まで逃れたとき、彼の手にガチャリと手錠が鳴った。それは広上だった。広上は張込みの刑事たちをまくと車中に彼を連れ込み手錠を外した。50万円出しても手に入れたい品物とは一体何か?いずれにしても金に代えるのは神戸以外ない。広上は神戸行きの切符を2枚取っていたのであった…。

太平洋のGメン 
(C)東映
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