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大暴れ五十三次 

53 Stages of Action

1963(昭和38年)/1/23公開 84分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13033 
配給:東映 製作:東映

偽鼠小僧騒ぎでお江戸を離れた本物の次郎吉が、北町奉行の長男と互いに素性も知らぬまま東海道を弥次喜多道中。若さはちきれるコンビが巻き起こす痛快無類の青春道中日記。

大暴れ五十三次 
(C)東映

ストーリー

鼠小僧次郎吉といえば江戸で評判の義賊。その次郎吉がある夜逃げ込んだ料亭でヒョットコの面をつけた若侍につかまった。この男実は北町奉行・近江雅楽頭の長男・銀八郎。今江戸で殺人強盗を働く贋の鼠小僧が捕えられるまで江戸を離れるのが良法と聞かされた次郎吉は、恋人お新に留守を頼んで旅立った。粋な旅人姿の次郎吉は、東海道を足どりも軽く西へ向かうが、箱根の関所で役人に追われて山中に逃げこんだところで銀八郎に出会った。彼は腹違いの弟に義理をたて人目をひく遊興三昧の挙句、とうとう父・雅楽頭に勘当を言い渡されたのだった。すっかり意気投合した二人は弥次サン、喜多サンと名前を改めての珍道中。無一文になった二人は旅芸人一座に拾われる。ところが一座の入りがひどく悪い。それは一座の花形・お雪を江戸の客人、御用聞きの万吉に取り持とうとして断われた土地の親分藤五郎の差し金だという。窮状をみかねた一座のお蔦は、お雪の身代りとなって藤五郎のもとを訪れるが労咳病がばれて袋叩きにあい、半死半生の身を次郎吉と銀八郎に助け出された。数日後、近江路を行くのは次郎吉、銀八郎にお雪と弟の三郎。姉弟は瞼の母が彦根にいるらしいとの便りに同行したのだ。だが父の急病の報せを受けた銀八郎は急ぎ江戸へ、半年後の再会を約してその時は本名を明かそうと別れるのだった。そして半年後、江戸で二人は再会するのだが…。

大暴れ五十三次 
(C)東映
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