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陸軍残虐物語 

Tale of Army Brutality

1963(昭和38年)/6/14公開 100分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13206 
配給:東映 製作:東映

戦記路線第一作。補充兵として入隊した気の弱い男が、長い軍隊生活でゆがめられた古参兵にいじめぬかれ、遂には上官を刺し殺すという悲惨な物語が陸軍の内務班を舞台に展開する残虐物語。

陸軍残虐物語 
(C)東映

ストーリー

犬丸弥七という農村出身の中年新兵。お国のために尽くすという純朴な気持ちで「乾第4491部隊」に入隊する。が、生来鈍な性格のため、いつもいじめられる。特に班長の亀岡軍曹は、何かと鉄拳を見舞った。要領のいい同期の矢崎二等兵は亀岡に取りいり、幹候受験のために小器用に立ち回る。ただ、犬丸より若い鈴木一等兵はそれを苦々しく思い「マンジュウ事件」で矢崎を殴る。矢崎は、鈴木の銃の撃茎という重要な部分を便所に捨て、犬丸に罪をなすりつけた。汚物のなかで、鈴木と犬丸は不思議な友情を感じあう。折も折、亀岡は犬丸の妻のウメが面会に来たとき犯した。偶然目撃した鈴木は犬丸に告げ上官に訴えたが、かえって上官侮辱を問われる。ウメだけが生き甲斐の犬丸は亀岡を殺して脱走した。

陸軍残虐物語 
(C)東映
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