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地獄命令 

On Hell's Command

1964(昭和39年)/1/9公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13454 
配給:東映 製作:東映

片岡千恵蔵ほか、豪華スター集団で描くギャング映画大作。
私鉄の路線延長計画に沿ったニュータウン建設計画の利権をめぐり、三組のギャングが凄まじい闘争を展開する。

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ストーリー

大松正道は戦後の成り上がりだが、500名の部下を持つ暗黒街の大立物である。大松はニュータウン建設予定の主要な土地を買い占める大仕事に乗り出していた。一方、同じ狙いを持つ中丸組会長中丸徹平は新東京電鉄社長の若尾昇太に迫り、ニュータウン予定地を譲らせようと粘っていた。そんな矢先、大松はライフルで狙撃され重傷を負う。大松の秘書・依田は三頭政治をしき、自分もその一人となり動揺する大松会を押さえた。その依田は大松暗殺は横浜一帯を取り仕切る根津組の仕業だと大松に伝える。大松の娘の愛子は根津組組長・根津正夫の妻だ。その頃、根津は自分の工場で狙撃され、捕らえられた犯人は大松組を名乗り、大松と根津の関係は険しいものとなる。そんな中、大松は財政界の重鎮を招いてパーティーを開き、そこに乗り込んだ根津は大松と決闘しようとする。しかし、中丸組の狙撃手、雪川の凶弾に今度は愛子が倒れた。傷心の根津は四代目廃業を決意、大松に愛想をつかした妻ギンと息子の信一も根津の家へと転がり込んだ。黒幕は中丸だ、とはっきり判った大松は、中丸と戦う決心をし、中丸のスパイだった依田を追放した。危ういと見た中丸は信一を囮に最後の取引を申し出る。指定通り、護衛なしで後楽園に現れた大松、それを狙う銃口。そこに現れたのは横浜からかけつけた根津だった。恨みもすっかりとけた大松と根津は、身を寄せ合って怒りの弾丸を爆発させる。

地獄命令 
(C)東映
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