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博徒 

Gamblers

1964(昭和39年)/7/11公開 94分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13566 
配給:東映 製作:東映

明治中期の大阪。仁義に生命を賭ける侠客博徒と東京から流れて来た御家人くずれの新興博徒が、第三勢力の縄張りをめぐって凄絶な死闘をくりひろげる集団激動篇。

博徒 
(C)東映

ストーリー

明治中期の大阪の街は、高田一家、八軒山一家、阿倍野一家がそれぞれ縄張りを固持していた。高田屋一家の代貸立花猪三郎は阿倍野一家藤松米太郎の襲名披露に、親分・房五郎の代理として取り持人を務め、見事男を上げて貸元の地位についた。藤松は市会議員進出の野望を抱き、着々と権力者と結びついていった。藤松は阪和電気の松丸社長と手を組み、鉄道施設の立退き業務を請負い、強制立退きを行った。地元の人々の窮地をみるに忍びず猪三郎は藤松に掛け合うが、子分を殺され猪三郎も重傷を負う。高田一家は、猪三郎に惚れ一家に入った卯之吉の恋人・小里をめぐって、貸元五郎七の横恋慕があったり、内外に不隠な状態であった。度重なる藤松の横車に猪三郎は喧嘩を避けて、命を張ったサシの勝負を挑む。藤松はイカサマ博打の達人・甚八を送るが、猪三郎の気迫に手の内を見破られ、猪三郎の勝利に終わった。無念のホゾを噛む藤松に、高田一家から追放された五郎七が房五郎の命を五百円で売りつけてきた。五郎七はこのお金で小里を見受けし、ズラかろうともくろんでいたのだ。藤松の命を受けた五郎七は房五郎の刺殺した上、小里を追う卯之吉の命も奪った。五郎七の黒幕が藤松である事を知った猪三郎は遂に起ち上がり、阿倍野一家へ向うのだった。

博徒 
(C)東映

シリーズ

「博徒」シリーズ(10)

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