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可愛いあの娘

That Cute Girl

1965(昭和40年)/3/31公開 86分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13866 
配給:東映 製作:東映

働く若者たちの青春像を歌った本間千代子と、コロムビア人気歌手・梶光夫の明朗ドラマ。両親をなくした異母姉妹を中心に、若いグループが社会の逆境にもめげず、互いに助け合い、明るく強く生き抜いていく姿を描いたもの。

可愛いあの娘
(C)東映

スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「可愛いあの娘」梶光夫
  • 挿入歌:「青春賛歌」梶光夫

ストーリー

両親をなくした三崎智子、通称チコは、中学卒業後、姉の忍と信州から上京し、高級果物店マロニエのパーラーでウエイトレスとして働いている。ある日、チコの運転する車が、飛び出して来た子供・三郎をはねてしまった。病院で診てもらった後、三郎を送ったチコは、工場街の恵まれない子供たちの姿を知り、保母になることを決意する。マロニエの休日、キャディのアルバイトで得た日当を、三郎の治療費の一部にと病院に赴くも、既に姉が支払いを済ませていた。そんな心優しい忍に、恋人の森本が転勤を告げる。妹を一人東京に残して幸せを掴めず、見合いをする忍。それを知ったチコは、姉妹愛より女の幸福は愛に包まれた温い家庭の味だと姉に言うのだった。翌日チコは、見合相手の吉沢家に行き、断りを入れた。怒った吉沢の母は、忍とチコが異母姉妹であることを暴露する。あまりのショックに、チコは知らぬ間に信州行きの列車に乗っていた。自暴自棄でスキーを飛ばす。その時、遠くに遭難合図を聞き、チコは奔走した。遭難者は無事救出され、ほっとするチコは、人ごみの中に忍の顔を見つけた。目と目は総てを語り合い、二人の明るい顔が戻ってきた。後日、森本と忍の結婚式が開かれた。高らかに鳴るマーチと鳴り止まない拍手、実の姉妹でも及びつかない二人の美しい姉妹愛と永劫不滅の愛を讃えて。

可愛いあの娘
(C)東映
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