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にっぽん泥棒物語

Tale of Japanese Burglars

1965(昭和40年)/5/1公開 117分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13841 
配給:東映 製作:東映

『白い巨塔』『戦争と人間』の巨匠・山本薩夫監督、名優・三国連太郎主演による喜劇大作。狙った家を綿密に調べ上げ、特注の七つ道具で難なく盗み出す泥棒の高等技術者“破蔵師”として名を馳せた、昭和の五右衛門こと妙見小僧の名人芸を描く。

にっぽん泥棒物語
(C)東映

ストーリー

芸者の桃子と世帯を持った前科四犯の破蔵師・義助は、ある日、盗品をお土産にした事から足が付き、安東刑事に捕まってしまう。さらに判決前の保釈で呉服屋に忍び込むも失敗し、追われる破目となる。線路伝いを逃げる際、9人の大男とすれ違った義助は、夜明けの杉山駅で大音響とともに列車が転覆する事件を目撃する。捕えられ4年の刑を言い渡された義助は、拘置所で杉山駅列車転覆事件の犯人と目される3人に会う。だが義助は、あの夜すれ違った大柄な9人の男たちが犯人ではないかと不審を抱く。出所し、堅気になることを決心した義助は、人夫の歯の治療をしてやったのがもとで、歯科医を開業することになった。さらには毒を飲んだハナという女性の命を救ったことが縁となり、世帯を持つことに。平穏な生活の中、昔の仲間の弟が杉山事件の目撃証人になって欲しいと義助を訪ねて来た。ところが安東刑事は「あの犯行は3人でやった」と証言しなければお前の前科を全部バラすと義助を脅す。止む無く義助は目撃証人として法廷に立つ事を断るが、あの3人が無実の罪で10年の刑を受けたと聞いて一大決心をする。前科のことをハナに打ち明け、裁判所へと出廷した義助は、あの夜の見たままを正々堂々と証言する…。

にっぽん泥棒物語
(C)東映
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