1965(昭和40年)/11/13公開 88分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:14128
配給:東映 製作:東映
美しい波止場を蝕む暴力を排すべく仁侠道を歩む博徒があこぎなギャング一派と対決する。初共演となる梅宮辰夫・岡崎二朗コンビにより、人間の哀歓、純愛を織りまぜて描かれる凄絶なアクションドラマ。
安場組、神山組、大東組がしのぎを削る港・横浜。安場組のチンピラ・露木二郎は、ユキという女をかもった。女に連れられて意気揚々と入った所は、ユキがキャッチ娘として勤める大東組の暴力バーだった。二郎には、安場組の幹部で実の兄の健一がいた。神山組が麻薬で儲け、大東組があこぎな手段で金を握ると、賭博だけの安場組は辛い状況に追いやられる。さらに幹部の一人で計算高い月森と、一徹な健一の溝は深まるばかり。一方、二郎はユキに復讐を図るが、警察の神山組の麻薬取締にぶつかり、逆にユキに助けられる。意気投合した二人は、美人局のコンビを組んで金儲けを始め、いつしか本物の愛で結ばれるようになる。その頃、健一は麻薬ボスに会い、大口取引によって月森を蹴落として大東組をも抑えきろうと考える。しかし、大東組が先に麻薬取引に成功した。二郎とユキの仲を知り、二郎を人質にとったのだ。怒る健一だったが、組長・安場は逆に二郎に足を洗わせるとユキと結ばせた。しかし、これには裏があった…。