1966(昭和41年)/4/13公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14436
配給:東映 製作:東映
大阪木場の娘心をうたった、美空ひばりのヒット曲を映画化。老舗ののれんを守り抜こうとする勝気な嬢はんが、恋に苦しみ、やくざな弟に悩まされながらもあくどい業者同志の争いを乗り切っていく、恋と人情の娯楽大作。
江戸時代からの老舗である大阪・木屋源の五代目主人・堀江利平は、頑固一徹で同業者の指導的立場にいたが、今は妻に先立たれ病に伏していた。そんな病身の父親を助け、店をきりまわすのは美貌の一人娘・美禰である。彼女には木屋源の番頭・筈見浅吉という恋人がいたが、身分の違いから利平に結婚を許してもらえず離別。だが浅吉が忘れられない美禰は、腹違いの弟・伸次に木屋源の暖簾を継がせようと利平を説得し、伸次を家に引き取る。そんな折、大阪の材木仲買業者の組合長に、ヤクザあがりの荒島常二郎が選出される。ヤクザを嫌って組合を脱退した木屋源に対し、荒島組の嫌がらせが始まった。