1968(昭和43年)/1/14公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15139
配給:東映 製作:東映
安藤昇の実録シリーズ「日本暗黒史 血の抗争」に続く第2弾。生々しい暴力事件の全貌をあますところなく描いた異色のアクション篇。
キャストは、安藤昇を中心に、渡辺文雄、安部徹、小池朝雄、山城新伍、菅貫太郎、桜町弘子といった個性派の演技陣が出演。監督は映像の刺客と云われる工藤栄一。
瀬戸内海に臨む温泉町。侠客道に生きる坂下は、“恐怖の血の粛清と剃刀のような頭脳”でめきめきとのし上り、傘下に数多くの組を統合していった。しかし、日本全国の暴力支配を狙う関西の城南会が魔手を伸ばしはじめる。血に明け、血に暮れる縄張り争いは更に凄惨な流血を呼んだ。昭和37年、縄張り争いに明け暮れていた街で、「町の警察」を自称し活動をはじめた男がいた。その男・坂下健一はやがて組同志を統合、青少年更正連盟を名目にして資金を集める。そこに、坂下の兄貴分で関西・城南会の宮本が乗り込んできた。