1968(昭和43年)/3/19公開 80分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14890
配給:東映 製作:東映アニメーション
ミュージカルアニメとしては未だこれを超えるものがないと言われる、歌と踊りに彩られた傑作。近代童話の父・アンデルセンの少年時代を、「マッチ売りの少女」や「赤い靴」など有名作品をモチーフとして随所にちりばめながら、一篇のファンタジーとして映像化。
1968年春「東映こどもまつり」公開作品
眠りの精オーレおじさんが空から町に降りてくるのをケケと3匹の子ネズミが見ていた。オーレおじさんはケケ達の棲み家に入ってくると、部屋をピッカピッカに模様変えしてしまう。調子に乗りすぎたおじさんは靴を壊してしまった。ケケが紹介したのが靴屋のハンスのお父さん。オーレおじさんはハンスに出会い素晴らしいお話の才能がある事を見い出すのであった。 ハンスの夢は王立劇場でオペラを観る事。オーレおじさんが靴の直し賃に、お父さんに渡した赤いアラビア革で夢は叶えられそう。だがその赤い靴がとんだ騒動を引き起こすことに。貧しい花屋の娘エリサは雪のなかでマッチを売っていた。それらすべてがハンスによってお話となるのである。