初監督作品『板尾創路の脱獄王』(2010年1月16日劇場公開)で、第29回藤本賞・新人賞を受賞、また海外映画祭でも上映されるのなど、その才能に注目を集める、鬼才・板尾創路が満を持して放つ第二弾監督作・・・
或る時は鰐と呼ばれる麻薬ギャング、或る時は紳士の仮面を被って白昼の都会に住む冷酷無情の男、恐るべき麻薬患者の生態と、悪の跳梁におののく真人間の怒り、地獄迄もと追う、執拗な恋など、空前の迫力篇。
若山富三郎演じる生臭坊主・真海の、八方破れの行状をふんだんに盛り込んだ作品。色町での奇妙な遊び、胸のすく大博奕、少林寺拳法と唐手の凄まじい闘い、そして本山の勢力争いなどを痛快無類に描く。