藤純子の女侠伝シリーズ第3作。大正中頃の深川を舞台に、米の買占めを図る悪徳商人と、これと手を組む強欲な博徒に対し、藤純子の鉄火芸者と菅原文太の小揚げの組頭が命を的に立ち向かっていく。
明治末期、自由の新天地を求め北海道に渡った、ライフル片手に馬にまたがり、大自然の猛威に立ち向かい、そして無法の暴力や権力に命を賭けて闘う、勇気ある人々の姿を、壮大な風景をバックにスケール大きく描く。
1949年、東大出版部で編集、出版され全日本人を感動させた戦没学生の手記「きけ わだつみのこえ」に盛り込まれた崇高なヒューマニズムを描いた意欲大作。ビルマ・インパール作戦に参加し、泥濘のビルマ戦線に・・・