アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマで第159回直木賞を受賞した、島本理生の小説『ファーストラヴ』・・・
平凡な毎日を送っていたごく普通の高校生・コユキ。学校ではイジメにもあってしまうような、地味でおとなしい彼が、ふとした偶然から、ニューヨーク帰りの帰国子女で天才的なギターテクニックを持つ竜介と出会い、・・・
原作は「家族狩り」「永遠の仔」の天童荒太6年ぶりの書き下ろし最新小説「包帯クラブ」(筑摩書房刊)。奇抜な行動を繰り返すが、他人の痛みに誰よりも過敏な少年ディノ役に、「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭・・・
昭和40年代初期、日本の邪馬台国ブームの火付け役となった大ベストセラー「まぼろしの邪馬台国」の著者であり、全盲の文学者としても有名な宮崎康平と、妻・和子の夫婦の軌跡を描いた作品。復興の戦後を、大きな・・・