サンデー毎日に連載した村上元三原作の映画化。加賀百万石の犠牲者大槻伝蔵の波瀾なる生涯を、二女性の宿命的な恋に彩って描く、文芸時代劇の白眉。時代劇の新分野を拓いた評判の傑作。
官能文学の代表作である耽美派の文豪・谷崎潤一郎の原作「鍵」の三度目の映画化作品。成熟しきった人妻・郁子を演じる松尾嘉代とその夫・剣持役の岡田真澄の息を飲む凄絶で大胆な情交場面は迫力十分。
わが命短くとも、わが愛は永遠なれ! 悲しく乙女が誓うとき、限りある命が切なく燃える! 死期を宣告された娘と、彼女を励まし、命ある限り愛に生きることを誓う青年とのかけがえのない魂のふれあいを美しく・・・