義理に生き、情に耐え、心で涙する男のドラマを、鶴田浩二の渋く流麗なメロディをバックに、任侠の世界に生きる男と女の群像を昭和初期の大阪を舞台にオールスターで綴る任侠大作。
牢破りの責を問われて御用十手に追われた安中の草三郎。逃げ延びた土地で悪ボスに悩まされている親娘を助けたのが縁となり、豪快に長脇差を振って村の粛正に一役買う痛快任侠劇。
おじいちゃんが壊れていく。家族の戦争がはじまる
誰にしてみても、いつかは来る道-老いと痴呆。他人事なら可笑しいが、自分のこととなると哀しくて恐ろしい。痴呆症老人の異常な行動と、それに振り回され・・・
茶道”石州流”の創始者として名高い松平不昧公。その遊興三昧に明け暮れていた青年時代、家督を継いで危機に陥った藩政を大改革で巣食うという苦難時代を通して、豊かな人間味を千恵蔵の至芸で見せる。
「博奕打ち」シリーズ5弾。博徒同士の血みどろの抗争の最中、常に利用され翻弄されるいわゆる“旅人(一匹渡世人)”の宿命を、迫力のドスアクションとスリリングな賭場シーンで描破した迫力篇。
明治41年の賭博禁止令施行の頃を背景に、ある博徒一家の新しく生きるか、博徒一筋に生き抜くかを縄張りを狙う他の一家との争いも絡んで、オールスターを配して迫力いっぱいに描き挙げていく。
ヒットメロディー「傷だらけの人生」「男」に次ぐ鶴田浩二のムード演歌の映画化。男の哀愁を謳いあげた渋くて流麗なメロディーに乗せて、日陰に生きるヤクザ男の仁義と女の夢の葛藤を描いた本格任侠巨編である。
博奕打ちシリーズ第7弾。舞台は九州、年に一度の大花会をめぐる博徒一家の対立、旅の胴師の対決、ガリ札作りの名人の執念、薄倖の女との恋を、格調高く迫力いっぱいに謳いあげる。