太平洋戦争末期、史上かつてない凄惨な戦法が採られた。この特攻の思想を生みだした力は何か。生きるために死に、死ぬ為に生きた若者達。大西中将に鶴田浩二が扮し、他オールスターキャストで描く戦争巨篇。
第二次大戦の末期、一機一艦を合言葉に壮烈な体当りを敢行、全世界を震撼させた特攻攻撃。ペンを武器にかえ爆弾抱いて南国の空に散華した飛行予備学生の姿を通して、彼等の苦悩、誇りを涙で描く戦争映画。
東映戦記三部作の最後を締めくくる感動の巨篇。戦争の中の若人たち、しかもいまだ19才にもならぬ少年たちの短い青春を、スクリーンに躍動的に再現。東映オールスター出演の、涙なくては語りえぬ戦争映画の傑作。
製作は山口松三郎で、雑誌「キング」所載の菊田一夫の原作から、瑞穂春海が脚色、監督に当たり、厚田雄春が撮影を受け持っている。出演者は美空ひばり、鶴田浩二、井川邦子のほかに森川まさみ、河村黎吉、飯田蝶子・・・