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盛り場ブルース 

Downtown Blues

1968(昭和43年)/8/1公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15366 
配給:東映 製作:東映

森進一の異色ヒット曲“盛り場ブルース”を主題歌に、梅宮辰夫と野川由美子のコンビが、洒落た現代センスで夜の都会に生きる男と女の愛欲の機微を描く。

盛り場ブルース 
(C)東映

ストーリー

銀座のクラブ“麗”の高見は、“盛り場ブルース”を唄う流しの信一の姉・かおりをホステスとして雇う。客は皆競ってかおりに熱を上げ、建設会社社長の岡林は、ダイヤの指環を奮発して箱根旅行に誘った。かおりは誘いをうまくかわし、指環は売り飛ばしてしまう。“麗”の社長・中田は、新しく開店するバーを高見に任せるという約束で、かおりの首をタテにふらせろと言う。高見の説得を拒否するかおりは、医学生の夫・牧野の学資を稼ぐためにホステスをしていたことを告白する。そこで高見はダイヤの代金の返却を牧野に迫る。そこに高見と関係のあるバー“ランボー”の朝子が現れ、金を立替え、彼をアパートへ誘った。そこへ高見がかおりを連れて現れ、かおりは二人の情事を目撃してしまう。絶望のどん底に陥ったかおりの嘆きの嗚咽に、“盛り場ブルース”が切なく響く。翌日の箱根。岡林との空しい情事の後、かおりは東京から姿を消した。信一を使ってかおりの居場所を突き止め、高見は仙台からかおりを連れ戻す。列車から投身自殺を図ったかおりは、間一髪で高見に抱きすくめられた。これまで抑えてきた感情が一度に爆発し、二人は結婚の約束を交した。店を辞め、東京を離れようとした時、牧野が高見を刺した。朝子に牧野を誘惑させ、かおりの眼前で情事を演じさせたのは、高見だったのだ。そして、再び仙台で荒んだ生活を送るかおり。その前に、病院から脱け出てきた高見が姿を現した…。

盛り場ブルース 
(C)東映
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