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三匹の牝蜂

1970（昭和45年）/6/13公開　87分　カラー　シネマスコープ　映倫番号：16312　
配給：東映　製作：東映

万博景気にのっとって、はちきれそうな“ボイン”を武器に鼻下長な男たちをつぎつぎにカモり、現代の体制に反抗していくズベ公グループの姿を鮮烈なタッチで描く超娯楽作品。

ストーリー

万博ムードで賑わう会場に罷りでた3人のズベ公。美奈、ハツエ、そして東京から着いたばかりのサチコは、場内でピチピチした豊満な体を揺さぶりながら男たちをカモっていた。ひと仕事終えて踊り狂っていたゴーゴー喫茶で戸田組のチンピラ･三郎から誘われ宿にしけこんだサチコは、三郎が風呂に入ったスキを見て彼の上着から金を抜きとりトンズラしてしまう。数日後、万博で女不足のバー街に目をつけた3人はバー荒しを実行しようとするが、運悪く戸田組の仕切るクラブに入り込んでしまい、ばれてしまう。怒った戸田組は、彼女たちを万博見物の外人相手に売春させようと考え、三郎に監視を命じるが、毎夜遊び呆けた3人に付き合わされた三朗は美奈と恋仲となってしまう。3人は外人相手の売春組織をつくる話に乗せられた挙句、再び戸田組に追われる身となるが、三郎に助けられ危機を免れる。しかし、三郎は3人の目の前で射殺されてしまった。さらに万博跡地の払下げを巡る利権争いを利用してひと稼ぎを企む3人だったが、この一件もおじゃんに。ところ変って再び万博会場。今日もカモる獲物を求めて雑踏の中をゆく美奈、サチコ、ハツエのしょぼくれた姿があった…。