1970(昭和45年)/9/22公開 92分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16506
配給:東映 製作:東映
「昭和残侠伝」シリーズ第7作。鮮やかな唐獅子牡丹の刺青に名調主題歌、そして高倉健ならではのアクションの世界が、美しさと迫力に溢れ胸に迫る。出演者は、高倉健を中心に、池部良、藤純子、中村竹弥、長門裕之など。監督はマキノ雅弘。
東京下町、旧い暖簾を誇る料亭「喜楽」に生まれた花田秀治郎は、父親が後妻を娶り、妹・お弓が誕生した時に、自分が身を引けばすべてがうまく治まると家を出た。その後、渡世人になった秀治郎は、人を斬って受刑。出所した時、世の中はすっかり変わっていた。父親の急死、そして関東大震災の犠牲となり妹が死亡。「喜楽」は、震災で失明した義母・お秀と妹婿・武志が細々と切り盛りしていた。それを知った秀治郎は、花田家の力になりたいと、「喜楽」に身分を隠して板前として住み込む。だが、店を乗っ取ろうとする新興博徒の出現で、秀治郎は再び怒りのドスを抜く!
「昭和残侠伝」シリーズ(9)