1975(昭和50年)/3/1公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18271
配給:東映 製作:東映
刑務所とシャバを行ったり来たり、まむしの根城は一体どちらか!?
まむしの政次郎、通称“ゴロ政”。年齢不詳、少年院、刑務所の門を数十回となく潜った前科十数犯の肩書きの持ち主。菅原文太、川地民夫のコンビの好評シリーズ第9作。「まむしの兄弟」シリーズの生みの親、中島貞夫監督が快調なテンポの演出を見せる。
刑務所を根城としているまむしのゴロ政が久々にシャバに出てきた。一方、弟分・不死身の勝は大阪で政神会という一家の親分になっていた。土産も無い政は、なかなか勝のところへ行けない。そこへ、土地の暴力団浜田組と松本組の喧嘩にぶつかり、政は100万円で松本組々長の殺しを浜田組から引き受ける。単身で松本組に殴りこんだ政は、組長を死に追いこむが、200万円で命を助けるのであった。その後、ギリチンと呼ばれるチンピラから麻雀に誘われた政は、雀荘でイカサマ師の健に太刀打ちできずに有り金をすっかり取られてしまう。怒りにまかせ健を殴りつける政。ところが、倒れた健のポケットからは数個の牌が….。イカサマだ!益々頭にきた政は、健の持ち金全てをぶん取った。そんな時、情婦のトルコ嬢・花江の仲間の沙織が1億円を貯めこんでいることを知った彼は…!?
「まむしの兄弟」シリーズ(8)