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暴力金脈

Company Buggers

1975(昭和50年)/8/9公開 95分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18442 
配給:東映 製作:東映

大企業にひとり立ち向かう一匹狼の総会屋を主人公に、現代社会のダニ、ゴキブリと呼ばれる男たちを赤裸々に描いた衝撃作。松方弘樹の凄みのある演技が話題となった異色アクション映画。

暴力金脈
(C)東映

ストーリー

駆け出しの総会屋もどきの中江宏は、知り合いとなったベテラン総会屋の乃木万太郎から総会屋のいろはの手解きを受ける。さらに幸運なことに、関西で名だたる暴力団・寺岡組の若い衆となっている同郷の奥田寛次と再会する。大物総会屋への野望に燃える中江、日本一の組長を目指す奥田、二人は連係を約する。強力なバックアップを得た中江はトントン拍子で関西の総会屋トップへの階段を駆け上がり、さらなる野望に燃える中江は、東京へ進出。事務所開きに事寄せて拡大企業に祝金を強制し、黒い旋風を巻き起こす。この中江の大胆な行動に目をつけた総合商社・東商物産副社長の長尾は、かねてから買収を目論んでいる東亜製作所への総会攻撃を中江に依頼する。その目論見は、曽宮の社長失脚だった。だが、東亜製作所についている総会屋は、その名も知られた総会屋のドン・西島一光であった。東亜製作所を巡り、中江と西島の斗いが展開される中、中江は曽宮の愛人関係を調べ上げ、クラブのママ・上原アヤの存在と、アヤが曽宮の実子である事を知る。証拠を中江に託し、自殺するアヤ。アヤの死に初めて人間的な憎悪を曽宮に抱いた中江は、総会の前夜にもかかわらず単身曽宮に会い、アヤの死とその出生の真実を突きつける。総会当日、中江の工作はすべて西島に潰されるが、曽宮は一身上の都合を理由に社長を退陣することを告げる。斗いは終わった。新たな野望に燃える中江は、激しい斗いの疲れも忘れたかのように会場を後に力強く歩き去っていくのだった…。

暴力金脈
(C)東映
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