1976(昭和51年)/4/10公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18660
配給:東映 製作:東映
カラテに剣の技をプラスした千葉真一のニューアクション殺人拳シリーズ第1弾。
一匹狼の空手家がヤクザ抗争の渦に捲きこまれ、そこで子連れの用心棒と宿命の対決をする。
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空手屋稼業の一匹狼、坂田周平は、ある日、修という子どもを連れた剣術使いの水木と知り合う。
数日後、町がヤクザ抗争の渦中にあることを知った周平は、東田組が経営するクラブ“銀の城”に出向き、自分を用心棒に雇うよう迫るが断られてしまう。一方、対立する西村組では、水木を用心棒に迎えていた。
周平に惚れ込んだ “銀の城”のマダムの志水銀子は、両組の利権争いに絡む黒い事実を語った。それは、数年前、この街を牛耳っていた平尾が刑務所に送られたことから、舎弟分だった東田と西村の間で隠された数億円の薬をめぐって争いが始まったということであった。銀子は、平尾の情婦でもあったが、今は東田と西村に割り込み、薬を独り占めしようと目論んでいたのだ。
やがて、水木を抱えた西村組に追い詰められ劣勢となったた東田組は周平を用心棒に雇う。
銀子の妹で看護婦の由美は、周平に心を惹かれていき、また、水木の子・修も、周平になついていた。
しかし、周平と水木の対決のときがやってきた。死闘の末、周平が勝ち、水木は修の一生を周平に託して息絶える。それから数日後、出所した平尾を出迎えた銀子は、裏切りを知っていた平尾にその場で殺されてしまう。息たえだえの銀子から薬のありかを知らされた周平は、修を連れてその場所へ足を向ける。それを知った平尾が周平を追い、遂に二人は激突するのだった…。
「殺人拳」シリーズ(4)