1985(昭和60年)/11/16公開 125分 カラー ビスタ 映倫番号:111899
配給:東映 製作:東映
最高裁判決により“地獄からの生還”を果たした波谷守之とはどういう男か?
ドキュメンタリー小説「最後の博徒」を映画化。好評を博した「修羅の群れ」に続き“侠気”を問う男性巨編である。監督は巨匠・山下耕作。出演は松方弘樹を主演に、岡田奈々が色を添え、鶴田浩二、萬屋錦之介、丹波哲郎、梅宮辰夫、千葉真一、待田京介といったベテラン勢が顔を揃え、江夏豊が異色出演する。
昭和20年、15歳にして博徒・石岡組の子分となった荒谷政之は、広島・呉一帯で繰り返されるヤクザ抗争の渦中に飛び込んでいった。持ち前の度胸でメキメキ売り出す荒谷を恐れた山辰組の親分は、荒谷を殺るべく獄中まで刺客を送り込む有様だったが、やがて広島の総元締・清島の仲立ちで石岡・山辰抗争は終結、荒谷は大阪で一家を組織した。だが再び、広島で新たな抗争が勃発!その時、荒谷は命がけで見事な仲裁役を果たす…。