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龍虎八天狗 第一篇 水虎の巻

1954(昭和29年)/11/1公開 55分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1545 
配給:東映 製作:東映

時は戦国末期、大阪城の帰趨をめぐり風雲急を告げる最中、天下の秘軸・扶桑掌握図三巻の行方を追って正邪入り乱れての大争奪戦が展開する。吉川英治の同名小説を四部連続で映画化した痛快活劇の第一部。

龍虎八天狗 第一篇 水虎の巻
(C)東映

ストーリー

慶長十九年の春。真田幸村の再起を恐れた徳川家康は、九度山近辺に魔風流忍者・来喬太郎らの隠密を放って情勢を探らせていた。だが幸村は隠居ぐらしを続け、一子の太郎は隣の高野山で狩猟に耽っていた。ある日、豊臣家の祈願所であった高野山青厳院の山頂に「家康調伏」の四文字が鏃に刻まれた呪い矢が発見された。呪い矢を見つけたのは徳川の隠密・東麻と猿川の二人だったが、その矢の下の土深くから短冊形の小箱も見つけ出した。山の守人の木喰和尚はこの二人と戦うが危機一髪となってしまう。そこへ大助が現れ和尚を救出、小箱から出てきた巻物を真田家に持ち帰った。その巻物は豊臣方の秘宝である扶桑掌握図三巻の一つ、水虎の巻であった。日本中の名城の攻略方法や築城方法が書かれたこの巻物のほかに、徳川方には全国の金銀銅などの鉱山の在処が記された鳳凰の巻、そしていまだどこにあるのかわからない火龍の巻には、先の二巻の詳細が記されているという。その頃、真田の館には旅の乞食法師・蝉阿弥が止まっていたのだが、その正体は天下掌握の野望を持つ妖術使いであり、幸村の留守中に大きな蜘蛛に化けて水虎の巻を奪い去ってしまった。この件に責任を感じた大助とその妹・奈都女は水虎の巻の奪還、そして火龍と鳳凰の巻を探す旅に出る。

龍虎八天狗 第一篇 水虎の巻
(C)東映

シリーズ

「龍虎八天狗」シリーズ(4)

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