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龍虎八天狗 第二篇 火竜の巻

1954(昭和29年)/11/8公開 47分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1549 
配給:東映 製作:東映

時は戦国末期、大阪城の帰趨をめぐり風雲急を告げる最中、天下の秘軸・扶桑掌握図三巻の行方を追って正邪入り乱れての大争奪戦が展開する。吉川英治の同名小説を四部連続で映画化した痛快活劇の第二部。

龍虎八天狗 第二篇 火竜の巻
(C)東映

ストーリー

喬太郎の術によって絶体絶命となった大助は、なんとか妖術を破って退散させることに成功する。だが崖下で蝉阿弥に襲われた奈都女は、六部姿の青年に助けられるのだが、肝心の呪い矢の鏃を喬太郎に奪われてしまった。この青年の正体は豊臣の再興を願う伊吹塔之助という武士であった。伊吹は名を告げず立ち去り、大助兄弟は大津の烏骨斉のもとを訪ねるのだが、第二の呪い矢の場所を聞こうとしたとき、喬太郎、続いて蝉阿弥が現れ妖術合戦が始まってしまい、烏骨斉はこれに巻き込まれて死んでしまう。この光景を烏骨斉の甥である篠切一作に恋する娘・美鈴が目撃していた。妖術合戦から逃れ烏骨斉の家から脱出した大助たちを、一作は叔父の仇と勘違いして襲い掛かるのだが、美鈴が止めに入り誤解が解ける。一作も、もとは石田三成の小姓で豊臣再興を志すものだったのだ。更に美鈴が示した烏骨斉の絶筆により第二の鏃が関東の妙義山にあるとわかり、一行は東に向かうことに。途中、駿府にて東麻・猿川と遭遇し大立ち回りを繰り広げるも、ある荒れ屋敷に逃げ込んだところで真田一門の青年・千葉小十郎と再会した。小十郎により蝉阿弥が徳川と豊臣の争いに乗じて天下を狙う野望を持っていることがわかった。伊吹塔之助と再会して駿府を抜け出した一行は江戸に到着。三田の盲屋敷で蝉阿弥から水虎の巻を取り戻すのだが…。

龍虎八天狗 第二篇 火竜の巻
(C)東映

シリーズ

「龍虎八天狗」シリーズ(4)

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