1955(昭和30年)/10/9公開 83分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1961
配給:東映 製作:東映
時の帝の血を受け継ぎながら、限りない宿命に翻弄される獅子丸一平が、山神より不死身の力を授けられ、世の邪悪を討ち、一筋の恋を貫かんと敢然風雲の世に挑む。波乱白熱、剣と恋のロマン溢れる雄渾時代劇五部大作の第一作。毎日新聞に連載された川口松太郎の傑作小説の映画化。
天明八年正月、京都の大火は御所へも飛火、大内裏の殿舎も炎上した。帝は聖護院へ避難、そこには幼なじみで聖護院村の大庄屋の娘・茂がいた。二人はいつしか逢瀬を重ね、茂は帝の子を宿す。だが、上皇の怒りにふれた茂は、九州柳河浪人・新宮寺光春に付き添われ、上皇の追っ手を逃れて三河国雪城へ。そこで、獅子丸一平を出産。茂と光春は改めて夫婦となる。かくて一平は光春の子として育てられ、深山で山神と称する不思議な怪老人に遭遇。荒行の果て、不死身の力を得るが…。
「獅子丸一平」シリーズ(5)