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げんこつ社員

Hardened Employees

1956(昭和31年)/3/26公開 75分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2156 
配給:東映 製作:東映

正義漢で喧嘩好き、インターカレッジ・ラグビー戦のライバルである二人の青年が、学窓を出てサラリーマン生活を送る姿を描く。

げんこつ社員
(C)東映

ストーリー

学生時代、ラグビーでライバルだった拳固の柳沢と喧嘩の三島。三島は卒業後、田舎の叔父の牧場で働くことにしていた。一方の柳沢は、最初に入社した会社をクビになり、その後もなかなか仕事が決まらずくすぶっていた。実は三島も、亡き兄の後をついで東洋建設の社長に推されていたのだが、ずっと固辞し続けていたのだ。吉田専務は自分の娘・法子が三島の許婚でもあることから、彼をいち早く社長にしようと焦っていた。依然として勤め口が決まらない柳沢を心配した下宿の娘・美津子は、姉の三枝が秘書をしている会社に就職口が無いか相談し、あっさり受け入れられてしまう。実はこの会社、秘書の三枝とその社長の大田が不倫関係にあり、しかも大田は東洋建設の乗っ取りを企んでいて、柳沢をその手先として使おうという魂胆だったのだ。丁度その頃、法子は現場務めとなって柳沢と一緒になる機会が増え、しかも法子の計略にかかってとうとう上京してきた三島も東洋建設の平社員として勤め始めることになり、柳沢と偶然再会することに。だが大田による東洋建設の株買占めは着々と進み、しかも現場を担当していた組長の岩吉が、東洋建設に不良品をつかまされたと仕事を放棄するという、会社存続に関わる事件も起きはじめた…。

げんこつ社員
(C)東映
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