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笑の魔術師

Laughable Magicians

1956(昭和31年)/6/14公開 58分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2145 
配給:東映 製作:東映

純情で間抜けな二人の男が、天下一の奇術師になろうと一生懸命修業を重ねるうち、とんでもない失敗や殺人事件、果ては色事に巻き込まれながらも珍妙無類の活躍を披露する。堺駿二、益田喜頓、トニー谷ら当時の日本喜劇界を代表する喜劇人が出演するコメディ映画。

笑の魔術師
(C)東映

ストーリー

魔術師・一旭斎天夢の弟子であった三平と京吉は、ふとした失敗で天夢に大怪我を負わせてしまい、一座を追われてしまった。東京へやってきたはいいものの、生まれついての純情で、ちょっと足りない三平と京吉が、目まぐるしい大都会で簡単にやっていけるはずもなく、何とか軍隊時代の班長・赤木に助けられて山名ビルの掃除人夫の職にありつけた。その頃、天夢の娘・君子は怪我が治らず寝たきりの父親の医療費を工面しようと、二人の後を追って上京。何とか二人と再会するも五万円なんて大金はすぐに工面できるわけが無い。そんな中、窓拭きの最中に、二人は殺人事件を目撃してしまう。実はこの殺人、支配人の黒川が山名社長を共同経営者・岩村の殺人容疑で失脚させ、会社を乗っ取ろうと仕組んだものだった。そうとは知らない二人は事件の真相を黒川に話してしまい、慌てた黒川は二人に口止め料として五万円を渡した。医療費が工面できたと喜ぶ二人だが、不浄の金で父の治療は出来ないと君子に拒絶されてしまう。考え直して金を返そうとした途端、黒川たちの子分に狙われて二人は大乱闘!殺人犯のパイプの健をアドバルーンに追い詰めるのだが、高く舞い上がったところで空気が抜けて、アドバルーンはまっさかさま…。

笑の魔術師
(C)東映
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