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喧嘩社員

1957（昭和32年）/3/13公開　57分　モノクロ　スタンダード　映倫番号：10027　
配給：東映　製作：東映

大学野球の花形谷と野本の百万ドルバッテリーが、就職戦線に飛出して思わぬ女難続き。更に売られた喧嘩を勝って暴力団と大乱闘の青春明朗篇。

ストーリー

慶早大学の百万ドルバッテリー、谷と野本。引く手あまたの各球団を振り切って、単なる会社員になってしまった。野球という特殊技能ではなく、社会人として正しく評価されたい欲求からなのだが各社スカウト陣にとっては困りもの。学生時代から目をつけているホープがあっさり平凡な会社員になってしまうなんて。そこへ二人が退職したとののニュース。酒に酔って川に飛び込み新聞沙汰になったのだ。２人が出場して大勝した産別野球大会の際の祝い酒が原因。社長の娘・銀子に「野球以外はゼロ」と言われてショックを受けた二人は自ら会社を辞めてしまったのだ！就職活動に疲れた谷と野本は下宿の娘・光子に飯代をおごられたり、デパートの女社長・広尾優子に助けられたり、飲み屋の姉妹に助けられたり・・・。直情径行で腕力もあり、正義のためには何事も恐れない二人だが、谷はどこでもモテて野球を飯の種にはしたくないリーダー格、野本は女には無縁で理屈はともかく野球がやりたい、とタイプが違う。ここに目をつけた飛島スカウトは二人を分裂させて一人ずつスカウトしようと計画。喫茶店のマダム利江を球団親会社の重役令嬢にしたてて接近しようと機会を待つ。飛島は野本を呼び出して利江に引き合わせるが、飛島の思惑とは別に恋が芽生える二人。そんなある日、広尾優子のデパートに就職した二人が大勢の暴力団と大立廻りをしているところに飛島は出くわすが・・・。