作品検索

作品紹介

七つの弾丸

Seven Bullets

1959(昭和34年)/10/27公開 89分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11396 
配給:東映 製作:東映

冷酷無惨な人間野獣が、白昼の銀行襲撃を計画。その凶弾にもろくも散った善良ないのち。恐るべき殺人の実相を赤裸々に抉り出した戦慄と昂奮の異色犯罪巨篇。

七つの弾丸
(C)東映

ストーリー

車の中からジッと銀行の入り口を凝視する男。矢崎哲男は1年前に失業、金を欲した彼は神戸で警官から拳銃を奪い、その銃で浜松OS劇場と名古屋親和銀行を襲撃して大金を強奪。恋人の女医と東京で豪華な生活を楽しんでいたのだが、1年経って金を使い果たし、三度銀行強盗を企んでいたのだ。だが綿密な計画を立てて決行日を迎えたものの、当日になって、ターゲットにしていた明和銀行新橋支店に程近い派出所には、三人の警官が詰めていた。矢崎は犯行を止めた。その派出所では、貧しい農家の次男坊であった江藤隆が巡査部長昇進試験のための勉強に励んでいた。そして明和銀行新橋支店には、出納係として安野亮一という真面目な男が勤めていた。1ヶ月前に弟をなくし、塞ぎこむ母を安心させたいと恋人との結婚を心に決めていた。そして別の日、矢崎は再び現れた。江藤がただ一人勤務していた派出所に現れた矢崎は江藤に発砲、そのまま銀行を襲撃し、強奪した一千万円を取り戻そうとしがみつく安野を射殺。更には妻と三人の息子、そして自身が起こした自動車事故の保証金の為に一生懸命働くタクシー運転手・竹岡直吉を脅して逃走を計る。凶暴な矢崎の銃弾によって、3人の男と、その周囲の人生が狂わされていく…。

七つの弾丸
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)