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葵の暴れん坊

Fine Man

1961(昭和36年)/6/11公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12405 
配給:東映 製作:東映

若さが爆発したあまり勘当となった桑名候の御曹子が、山賊経営者と知り合って、山に、町に、海に、悪玉退治のため力と知恵をフル回転。愉快なストーリーに、北大路の清々しい魅力がいっぱいの時代劇。

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ストーリー

松平定重の次男源之助は天衣無縫な性格が父の逆鱗に触れ、柳生の藩主備前守俊方のもとで柳生流の奥義を学んでいた。しかし、結婚の約束をしていた新八郎の妹が他に嫁いだことを知り、源之助は父を頼ろうと柳生の庄を抜け出し、桑名城下に向かった。道中、源之助は山賊の金左衛門に信という美しい田舎娘と共に捕われる。信は松平定重の三女で、女衒巳之吉に買われた身であることを聞き、源之助は驚いた。しかし、当の信姫は父との約束は守らねば、と遊女屋「清春楼」に住み込み、そこで桑名藩勘定奉行向井将監の米買占め計画を聞く。桑名藩一帯の米飢饉は貧しい人々の間では死者が出る有様だ。そこで源之助は立ち上がった。折りよく親戚の行列に出会い三百石を手にして新たに米問屋を作り安く米を売ることにした。翌日、源之助の米屋の前は黒山のような人の群れ。源之助の働きに激怒した将監は源之助をおびき出し闇討ちを図るが、そんな源之助の目の前に現れたのは、柳生から源之助の後を追いかけてきた柳生の姫君綾と新八郎。二人の助太刀を得た源之助は金左衛門らに奪われた米俵をことごとく取り返した。全ては上々。新八郎は信に心を寄せている様子だ。実は信の母は伯母で、源之助とは兄妹ではなかったが、源之助は信を必ず幸せにしてやろうと心に誓った。一方、将監一味は源之助が勘当中であることをいいことに、その生命を絶とうと図るが・・・

葵の暴れん坊
(C)東映
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